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はじめに
第一章「おやさま」を終えましたので、さっそくですが、第二章「たすけ一条の道」に入ります。
以前にもお話しましたが、教祖は、たすけ一条の道として、「つとめ」と「さづけ」を教えてくださいました。今回は「つとめ」について述べていきます。
01.「つとめ」にこめられた親心
第二章「たすけ一条の道」の冒頭に掲げられている「おふでさき」をみんなで読んでみましょう。
月日にハせかいぢうゝハみなわが子 たすけたいとの心ばかりで(八 4)
「月日」というのは、ご存知のように親神様のことをいいます。
つまり、全体の意味としては「月日・親神にとっては、世界中の人間はみんな我が子である。それゆえに、どうにかしてたすけたいとばかり思っている」ということです。
皆さんは自分の両親と接するなかで、「親心」というのはいったいどのようなものなのか、想像できるのではないでしょうか。私にも子どもが3人いますが、どの子も隔てなく、可愛くて仕方ないし、特に困難に直面している子がいれば、どうにかしてたすけてあげたいと思うばかりです。
同じページにはもう一首、おふでさきが引用されています。
つとめてもほかの事とわをもうなよ たすけたいのが一ちよばかりで (一六 65)
ここでは「つとめ」について触れています。
「一ちよ」は、「いちじょう」(一条)と読み、「ひとすじに、ただひたすらに」といった意味合いがあります。
つまり、このお歌は「つとめは、ただひとすじに、たすけたいとの思いから始めるのである」といわれているのです。
教祖は、ひながた50年の道すがらの中で、つとめの地歌である「みかぐらうた」とともに、手振りや鳴物を、順を追って教えられています。「おふでさき」を読んでみても、つとめを完成させることの大切さが、何度も繰り返し教えられています。それほど、つとめには「人間をたすけたい」という親神様の親心が込められているのです。

02.「つとめ」とは何か
では次に、「つとめ」の内容を見ていきましょう。教典に以下のくだりがあります。
このよふをはじめかけたもをなぢ事 めづらし事をしてみせるでな (六号 7)
このよふをはじめてからにないつとめ またはじめかけたしかをさめる (六号 8)このつとめは、親神が、紋型ないところから、人間世界を創めた元初りの珍しい働きを、この度は、たすけ一条の上に現そうとて、教えられたつとめである。即ち、これによつて、この世は、思召そのままの陽気な世界に立て替つてくる。
(『天理教教典』16頁)
「このよふをはじめかけた」というのは、「元初まりの話」のことを指しています。
第三章「元の理」のところで詳しく話しますが、親神様はそれぞれ道具を引き寄せ、人間を創造されます。それと同じ珍しい働きを、つとめによってこの世に再び現し、治めていくといわれます。私たち人間の心が陽気に勇めば、その心を受け取られる親神様もお勇み下され、神人和楽の陽気が満ちあふれることになります。
このつとめは、つとめの意味を理解しやすいように、四通りの呼び名をもって教えられました。
● つとめ人衆がかぐら面をつけるところから「かぐらづとめ」
● 世界たすけのためのものであるところから「たすけづとめ」
● 陽気があふれ出るところから「よふきづとめ」
● 人間宿し込みの元なるぢばに据え置かれた「かんろだい」を芯として行うところから「かんろだいづとめ」
と呼びます。おぢばでは毎月26日に、「本づとめ」が行われます。それは「かぐらづとめ」と「てをどり」の2つの部分から成り立っています。
「かぐらづとめ」は、先ほども述べた通り、「かんろだい」を囲み、「元初まりの話」(元の理)によって、男5人、女5人の10人のつとめ人衆が、かぐら面を着け、この世元初まりに引き寄せられた方角に位置し、親神様の十全の守護の理をそれぞれ現します。(※図1参照)一手一つに心を揃え、「みかぐらうた」を唱和し、手振りを揃え、鳴物に調子を合わせてつとめます。

続いて、「てをどり」は同じく鳴物を用い、神殿の上段で、男3人、女3人の6人でつとめます。
「よろづよハ首」と、「一下り目」から「十二下り目」まであり、前半(よろづよ八首〜六下り目)と後半(七下り目〜十二下り目)とに分けられています。信仰者の成人の過程を手振りに現してつとめるものです。
おぢばでは毎月26日に月次祭が勤められ、立教の日(天保9年10月26日)を祈念して、10月26日に秋季大祭が勤められ、また教祖が現身をかくされた日(明治20年陰暦正月26日)をしのんで、1月26日には春季大祭が勤められます。
また、元旦祭が1月1日に、教祖誕生祭が4月18日に勤められます。
秋季大祭【10月26日】
立教の日(天保9年10月26日)を祈念してつとめられる
春季大祭【1月26日】
教祖が現身をかくされた日(明治20年陰暦正月26日)をしのんでつとめられる
元旦祭【1月1日】・教祖御誕生祭【4月18日】
今回の語り合いテーマ
グループを作って、次のような話をしてみましょう。
心の中で自分自身に問いかけてみるのも良いかもしれません。
- あなたが特に親心を感じたことは何ですか?
- 「かぐらづとめ」を拝したことはありますか?
「かぐらづとめ」について、人から教えてもらったことはありますか? - なぜ、教祖はおつとめを教えられたと思いますか?
皆さんの声を聞かせてください
この連載は、私が一方的に話す場にしたくはありません。みなさんが感じたことや、ふとした疑問や「どうして?」と思ったことを、ぜひ聞かせてください。どんなに些細なことでも、まとまっていなくても大丈夫です。
素直な感想や疑問を、学生担当委員会の広報部まで届けてください。
みなさんの言葉が、この連載にとってとても大切なものになります。みなさんとのやり取りを、心から楽しみに待っています。
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