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はじめに
前回、教典には全部で十章あり、第一章から第五章までが「前篇」、第六章から第十章までが「後篇」であることを説明しました。まずは、全体の流れを確認するために、各章題をあげてみましょう。
以前にもお話ししましたが、前篇は教理の治め方について書かれており、後篇は信仰を深めていく具体的な順序について書かれています。
01. 前篇の流れ
まず、教典の前篇をみてみましょう。
第一章「おやさま」
第一章は、教祖のお立場について書かれています。教祖は「神のやしろ」であり、「ひながたの親」であります。つまり、教祖のお口を通して、初めて親神様の思召をお伝えくださり、すべての人間の生きる手本を自ら通ってお示しくださったということです。
また、教祖は現身をかくされましたが、今も存命のまま、私たちを導いてくださっています。そしてその教祖のお心は、世界中の人々をたすけあげたいという、たすけ一条にあったというところで結ばれています。
第二章「たすけ一条の道」
第二章においては、その具体的な進め方が教えられます。それは「つとめ」と「さづけ」です。ぢば・かんろだいを囲んで勤める「つとめ」と、各地の教会などで行われる「つとめ」。そして併せて、病気で苦しむ人にたすかってもらいたいと、一人ひとり個々に取り次ぐ「さづけ」についても書かれています。
第三章「元の理」
第三章に入ると、こうした「つとめ」を勤めることで、なぜたすかっていくのか、という根本の理が明かされます。人間世界の創造に関する壮大な「元はじまりの話」です。最初は難しく感じるかもしれませんが、これはすべての教理の根幹となる大切なお話です。
第四章「天理王命」
第四章では、「元の理」から導き出される、親神天理王命のご守護が紹介されます。私たちの身の内(身体)をはじめ、世界の隅々にまでゆきわたるご守護を明らかにし、親なる神がどれほどの親心を注いでくださっているかを知ることができます。
第五章「ひながた」
第五章は、教祖の道すがらについてです。特に、教祖が神のやしろとなられてからの50年の道のりが詳しく書かれています。「ひながた」とは、教祖ご自身が教えを実行して示された、人間の生きる手本となるもの。ですから、前篇の「教理篇」と後篇の「信仰篇」をつなぐ、とても重要な章です。

02. 後篇の流れ
さて、後篇はどのようなものでしょうか。ここでは、前篇の教理をもとに、私たちがどのように「陽気ぐらし」へと向かうかの手順が書かれています。
第六章「てびき」
第六章においては、日々の生活で起きる私たちの身上のわずらいや事情のもつれを、神様からの「手引き」として捉えます。私たちにとって身上・事情はつらいものですが、その人生の節から芽を吹かせるごとく歩みを進めていきます。心の成人を促される親神様の親心を知ることができます。
第七章「かしもの・かりもの」
第七章では、私たちの身の内(身体)は神様からの借りものであり、心一つが自分のものであるという日々の指針となる教えを学びます。「をしい、ほしい、にくい、かわい、うらみ、はらだち、よく、こうまん」といった心のほこりを払い、ご守護を頂く道を求めていきます。
第八章「道すがら」
第八章は、信仰者の歩みについてです。「十全のご守護」や「八つのほこり」に加えて、いま頂いているご守護に感謝する「たんのう」の心や、その感謝のあらわれである「ひのきしん」という行いを学び、信仰生活の土台を築きます。
第九章「よふぼく」
第九章では、陽気ぐらし世界を創るための用材である「よふぼく」(用木)の役割が教えられます。志を同じくする者が集まり、その中から芯となる人が教会長となり、教会が設立されます。そして世界各地に陽気ぐらしの手本を映し出していくことになるのです。
第十章「陽気ぐらし」
最後の第十章では、親神様がのぞまれる「陽気ぐらし」とはどういう世界なのかについて学びます。そのために欠かせない「勇んだ心」「一手一つの心」などの心の治め方について書かれています。さらには締めくくりとして、全十章の教典全体のまとめが記されています。
今回の語り合いテーマ
グループを作って、次のような話をしてみましょう。
心の中で自分自身に問いかけてみるのも良いかもしれません。
- 今回の話を読んで、「これはどういう意味かな?」と疑問に思ったことはありましたか?
まずはそれをプリントに書き出し、周りの人や先生などに「この言葉は、どういう意味ですか?」と投げかけてみましょう。 - 全十章の中で、今のあなたの心に「なるほど」と感じた、あるいは「なんだか気になるぞ」と思った章はどれですか? その理由もあわせて、友達と話し合ってみましょう。
- 教典は第十章「陽気ぐらし」に向かって進んでいきますが、あなたにとって、「陽気ぐらし」とは、どんなイメージですか?
皆さんの声を聞かせてください
この連載は、私が一方的に話す場にしたくはありません。みなさんが感じたことや、ふとした疑問や「どうして?」と思ったことを、ぜひ聞かせてください。どんなに些細なことでも、まとまっていなくても大丈夫です。
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