その先の笑顔

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その先の笑顔

私たちは小学校から高校まで、主に「一つの正解」が出る問題を考えてきました。

例えば「1+1は?」と尋ねられたら「2」と答えます。

「イギリスの首都は?」と聞かれたら「ロンドン」と答えますね。

それでは「誰もが食べたいと思うラーメンは?」と聞かれたら……

皆さんならどのように答えますか?

ラーメンの好みは人それぞれですし、そもそも食べたくない人もいるでしょう。
そのように問われても答えようがありませんよね。

そこで、ラーメンについて何らかの答えを出そうと思えば、問い自体を考え直さなくてはなりません。

どのように問えばいいでしょう?

ラーメンに関して、例えば「今日の気分で、あなたの食べたいラーメンは?」と尋ねられたら、「○○ラーメン」と言えるかもしれません。

「この街の20代から30代の男性に一番人気のラーメンは?」と聞かれたら、何らかの方法で調べることができます。

つまり、「気分」や「街」「年齢」などの一定の条件の下でなら、その時々のベストなラーメンが見つかりそうです。

よく考えると、私たちの実生活では「一つの正解」が出ることは、ほとんどありません。

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日頃、私たちは「一つの正解」ではなく、その時々の現実の状況に応じた「ベストな答え」(最適解)を探しています。

さて、明治23年1月21日の「おさしづ」に次のような意味のお言葉があります。
これは「おさづけ」を戴くときの代表的なお言葉でもあります。

生涯の理を諭す上で、難しい事は一つも言わん。「どうしろこうしろ」と、これは言わん。しかし、その言わん言えんの理を聞き分けるなら、何かの理も鮮やかという。

ここでは、神様から「どうしろこうしろ」と言わない(言えない)と諭されています。

それは、私たちの陽気ぐらしについて、神様が「一つの正解」を与えるのではないということではないでしょうか。

つまり「無条件に誰にも通用する陽気ぐらし」があるのではなく、神様のお働きを頂きながら、私たち自身がその時々の状況に応じた「ベストな陽気ぐらし」を生み出していくのでしょう。

そして、ポイントなのは「ベストな陽気ぐらし」と言っても、それが誰にとってのベストなのかということだと思います。

答えの出ない中、試行錯誤しながらベストを探しているとき、その先に誰の笑顔を見ていますか?

明治23年1月21日

西沢増吉三十五才(滋賀県近江国蒲生郡中山村河原町分教会二十四号)

さあ/\だん/\の席返し/\の席をして、一日一夜一つ心の理を以て一つ席。席順序一つの理は、よく聞き分け。生涯の理を諭そ。生涯の理を諭するに、難しい事は一つも言わん。どうせこうせこれは言わん。言わん言えんの理を聞き分けるなら、何かの理も鮮やかという。人間という身の内という、皆神のかしもの・かりもの、心一つ我がの理。心の理というは、日々常にどういう事情どういう理、幾重事情どんな理でも、日々に皆んな受け取る。日々に皆んな受け取る中に、たゞ一つ自由という理。自由という理は、何処にあるとは思うなよ。たゞめん/\精神一つの理にある。日々常に誠一つ。誠の心と言えば、一寸には弱いように皆思うなれど、誠より堅き長きものは無い。誠一つが天の理。天の理なれば、直ぐと受け取る、直ぐと返るが一つの理。よく聞き分け。又一つ、一名一人の心に誠一つの理があれば、内内十分睦ましいという一つの理が治まる。そら世界という成程という、成程者、成程の人というが、常に誠一つの理が自由という。又一つ、これまで運ぶ尽す中に、互い扶け合い、互い扶け合いは諭する理。人を救ける心というは真の誠一つの理で、救ける理が救かるという。又一つ、これまで運ぶ尽す一つの理は、内々の事情めんめん事情理に治め。これより先永く事情に、たすけ一条のためこうのうの理を渡そ。さあ/\授きよう/\。あしきはらいたすけたまへ天理王命、と、これを三遍又三遍々々々三々々の理を授きよう。さあ/\しいかり受け取れ/\。

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