岡崎佐栄「同僚が教えてくれたこと」

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同僚の「Tさん」

「いらっしゃいませ、こんにちは! いつもありがとうございます!」

私は、昨年からスーパーのレジ打ちの仕事をしています。ずっとしてみたい仕事だったので、初めはとても楽しく働いていました。しかし、想像以上に覚えることが多く、またお客様からのクレームはレジ担当に直接言われることもあり、次第に体力的にも精神的にも厳しい日々が続きました。

そんな時に私を助けてくれて、変わるきっかけをくれたのは同僚のTさんでした。

Tさんは私と同じ日に入社し、研修もずっと一緒に受けてきたので、同僚の中で一番気軽に話せる存在です。Tさんはいつも明るく陽気で、私に元気が無いと「どうしたん? 岡崎さんなら大丈夫よ~。一緒に頑張ろう!」と、声を掛けて励ましてくれます。

「マニュアル通り」の人と「神対応」の人

そんなTさんに私はいつも助けられていました。そして何より私が変わるきっかけとなったのは、Tさんのお客様に対する接し方でした。

マニュアル通りに接客をする人が多い中、Tさんはどんなに忙しい時でもお客様のことを一番に考えて、臨機応変に対応するのです。

例えば、購入済みの買い物かごをレジ台から袋詰めの台まで運んだり、お客様の身長に合わせて目線を低くしたり、困っているお客様を見つけたらすぐに対応したりと「神対応」をするのです。

とても私と同時期からスタートしたと思えず、初めはただ感心していただけだったのですが、Tさんの姿に心惹かれだんだんと憧れに変わっていきました。

少しでもTさんのようになりたくて、見よう見まねで実践するのですが、なかなか簡単にはできません。とにかくできることから始めようと思い、笑顔だけは絶やさずに、お客様が少しでも気持ちよくお買い物をできるように心掛けました。

すると、お客様から「ここのお店はあいさつをしっかりしてくれて気持ちがいいねぇ」「たくさん気を使ってくれてありがとう、助かるわ」とお褒めいただくことが増えていきました。何とも言えないうれしさを感じ、「もっと喜んでいただけるように頑張ろう」と、働くことが楽しみになっていきました。

ささいなことでも

わかるよふむねのうちよりしやんせよ 

人たすけたらわがみたすかる

『おふでさき』 第3号 47

このおふでさきで、親神様が「人たすけたらわがみたすかる」と仰せられるように、

人に喜んでもらうと自分自身もうれしくなります。私がしたことは本当にささいなことですが、人に喜んでいただけるように、少しでも助けになれるようにと行動することで、つらいと思っていた仕事が楽しくなりました。心身ともに厳しかった日々が、充実するものに変わっていったのです。

このように感じられたのは、お道の信仰と出会い、また、親神様が私とTさんを引き寄せてくださったおかげです。そう思うと、ありがたい気持ちでいっぱいになります。

Tさんから学んだこの気持ちを忘れず、次は私が誰かにこの喜びを伝えられるように、今日も陽気に明るく過ごしていきます。

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