やってみたいことリスト
私が大学生の頃「迷ったらGO」という言葉に出合った。「やらない後悔より、やって後悔」といった意味合いだろう。
私はその言葉に感化され、たくさんのことに挑戦するべく、年の初めに「やってみたいことリスト」を作成した。
どんなことを書いたか当時の手帳を開いてみると、結局かなわなかった「自転車で琵琶湖一周」や「台湾旅行」などもあるが、一方で「富士登山」や「マチュピチュに行く」「免許取得」など、達成した項目には誇らしげに丸が付けてあった。
当時を振り返ると、何をするにもとにかく自由で少々無謀だったように思う。単純に楽しかったことや、目標のために必死に努力したこと、やみくもに挑戦した結果失敗し過ぎて笑えたこと、いろんな人に出会いたくさんお世話になったことを思い出し、温かい気持ちになる。また会いに行きたいなー。
「神一条って……何だっけ?」
楽しかった学生生活もあっという間に終わり、その後、本部勤務へ。世間知らずで信仰的にも未熟な私だったが、魅力的な上司に支えられ、優しい同僚に囲まれて、業務だけでなく信仰に対しても前向きになれた。
そんな中、部署のスローガンに「神一条」という文字が。「あれ? 神一条って…… 何だっけ?」教会育ちでおぢばの高校にも行かせていただいたのに、自分の言葉で説明することができない。
「これはマズイ……」居ても立ってもいられず、すぐに上司に尋ねてみると、その上司は私の目線に合わせて分かりやすく教えてくださった。
「神一条とは、例えば隆太郎が何かで迷ったとき、何を選べば親神様・教祖がお喜びくださるかを考えることも神一条の考え方の一つだと思うよ」と優しく教えていただき、今でも感謝している。
この言葉を聞いた時、それまで大事にしていた「迷ったらGO」よりも自分にぴったりな言葉が頭に浮かんできた。
「迷ったらGOD」だ。
「迷ったらGOD」
日常の中で、迷うことや悩むことはたくさんある。30代半ばの私も、たくさんのことに葛藤しながら日々を過ごしている。
先日、腹痛に見舞われた時、この『おふでさき』に出合った。
一寸したるめへのあしくもできものや
のぼせいたみハ神のてびきや
『おふでさき』3号139
このお腹の痛みも、温かい親神様からのおてびき(陽気ぐらしへの導き)。そういえば、その腹痛の数日前に娘が目の炎症を起こし、先にメッセージを下さっていたことに気付く。
どんな痛みも悩みも「これは親神様からのどういうメッセージなのか」「今の状況で、どうしたら教祖がお喜びくださるかな」と思案しながら、神一条で前に進みたいと思う。
迷ったらGOD!
(注:これは私の勝手な造語です)