久保智恵子「陽気なようぼくになりたい!」

もくじ

働くようぼくとして

私は働くようぼくです。働く上で信仰者として「毎日ありがとうを伝えること」「人が嫌がる仕事を進んで引き受けること」などを心掛けています。

もう一つ、私が心に留めていることは、「引き継ぎをつくること」です。その理由をお話しします。

人生で一番ありがたい日

私は大学生の時、教区学生会にて委員長を務めておりました。当時の私にとって、委員長は荷が重いと感じていました。なぜなら私は、リーダーシップの徳分があまりないと感じていたからです。

さらに翌年3月には教祖130年祭学生おぢばがえり大会を控え、学生会のみんなが会議や動員でへとへとになっている頃でした。みんなどこか、「学生会が大好きだ」という気持ちを忘れ、「動員をしなければならない」という義務的な雰囲気さえ漂っていました。

私は義務感で動いているみんなに申し訳なく思っていました。スタッフのみんなに「学生会が好き、楽しい、おもしろい」そんな気持ちを思い出してもらえるように、私にできることを考えました。

とにかくありがとうを伝えよう!

とにかく楽しんでもらおう!

そして全力でみんなを頼ろう!

と心を切り替え、面白いスタッフに楽しい企画を考えてもらい、細かい作業が得意なスタッフに裏方をお願いし、SNSが得意なスタッフに動員を頼み、そして私は、みんなにありがとうと伝え続けました。

大会当日、例年より100人以上も多くの学生さんが一緒におぢばに帰ってくれました。そして一番ありがたいと思ったのは、当日のスタッフの姿でした。

「学生会が大好きだ!」「これからは俺と一緒にがんばろう!」「来年も絶対おいでや!」

そこには、スタッフたちの心からの笑顔と、おぢばに一緒に帰ってくれた会員さんへの感謝の言葉があふれていました。その姿を見た私は、そこから動けなくなるくらい泣きました。これからはみんなに任せたら大丈夫だと心から安心しました。

そして人生で一番「ありがたい」と心から思いました。

真の陽気

陽気というは、皆んな勇ましてこそ、真の陽気という。めんめん楽しんで、後々の者苦しますようでは、ほんとの陽気とは言えん。めんめん勝手の陽気は、生涯通れると思たら違うで。

おさしづ明治30年12月11日

教祖は後々の人を勇ませることも「陽気」と教えてくださっています。

少しでも周りの人に喜んでもらえるように、毎日ありがとうと伝えること。誰かにちょっとでも勇んでもらえるように、人が嫌がる仕事を喜んでさせていただくこと。後から担当する後輩たちを少しでも助けられるように、自分の仕事の引継ぎをデータに残すこと。

これからも働くようぼくとして、陽気ぐらし世界建設のために、自分にできることから、教祖の教えを実践していこうと思います。

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