明日の地図ひろげて

名東大教会長
  

柏原 信弘


陽気ぐらしと表情筋の関係

やはり「陽気ぐらしをしている人」って顔が違いますよね。表情が違うし、目も違うし、口から出てくる言葉も違う。そういう人って、にじみ出る雰囲気が柔らかくて温かいので、一緒にいて落ち着くんですよね。

実際、ある医学と美容に関する本を読んでいたら、「心と表情筋はつながっている」と書いてありましたが、どうやら日々の性格や心遣いは、長年かけてだんだんと目や表情にそのまま表れてくるそうです。これは医学や美容の世界では常識なんだとか。確かに性格のキツい人はどこか表情が厳しく、目つきもキツい人が多い気がします。本では「人間の顔は、長年の心使いが刻み込まれた彫刻である」と書かれていました。

しかし、それは顔だけではないようです。経験や自信、あるいは今の心境は「声」や「姿勢」にも表れるそうです。確かに、勇んでいる時や自信がある時は、声も姿勢も立派なものですが、逆に落ち込んだり不安に思っている時は、表情も声も姿勢も頼りなく弱々しくなってしまうし、不足してる時は、言葉も態度もキツくなるものです。

特に「歩き方」はその人の本性が一番現れるようで、「歩く姿はその人の生き方そのものが現れる」んだとか。そうなると私なんて最悪です。みっともないガニ股で、態度も大きく、嫁に「ガラが悪いよ」と指摘されたことが幾度も…。これも、私の高慢ちきの本性がそのまま歩き方に現れている証拠なんでしょうね。

そもそも自分という人間は、自分自身が作りあげるものですから、この道にお引き寄せいただいた私たちは、日々の生活の中で教祖(おやさま)の教えである「陽気ぐらし」の実践を繰り返す努力の中で、だんだんと表情も目つきも、そして心も、やわらか〜くなって「あっ、この人は良い『にをい』だなあ」という陽気ぐらしの香りがするような人になっていけるんですね。

やさしい心になりなされや。人を救けなされや。癖、性分を取りなされや。

稿本天理教教祖伝逸話編 123

この教祖のお言葉が、しみじみと胸に染みる今日この頃です。

心の使い方がそのまま表情や目、声や姿勢、歩き方といった「見た目」に表れてしまうという事実。私なんて陽気ぐらしとは、程遠い見た目なので(汗)、少しでも陽気ぐらしの香り漂う人になれるよう気を付けたいと思います。


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