3年間で変わった私の心
私は大学生の時、人と関わることがとても辛くなり、しんどくなった時期がありました。
周りの人からのささいな言動で傷ついたり、人からどう思われているのかを気にしてしまったりと、次第に人との関わりを避けるようになりました。
元々悩みを溜め込みやすく、落ち込みやすい性格だった私は、誰にも相談することができず、自分ではどうしようもできなくなり、人に会うことも家から出ることもできなくなってしまいました。
大学生活を続けることが難しくなってしまった私は、詰所の会長宅で住み込みの女子青年として、3年間の伏せ込み生活を送ることになりました。
おぢばでの伏せ込み生活を過ごす中で、自分の弱さと向き合いながら、親神様のお話を聞かせていただたり、自分の話を聞いていただくことで、いろいろなことを学び、気付くことができました。
そのおかげで少しずつ心が前向きになっていきました。

落ち込むよりも喜ぶ心を
伏せ込み生活を終えた私は、親のすすめもあり、修養科へ行くことになりました。
クラスの副担任の先生が授業の中で、「神様が一番悲しむのはどういう時だと思いますか?」という質問をされました。皆さんは何だと思いますか?
私が一番に浮かんだ答えは、「人を傷つけたとき」です。故意に誰かを傷つけようとする行動は、神様が一番悲しまれると思ったからです。
そして私は誰かに対して、故意に相手を傷つけようとしたことはないなと思ったので、今まで神様を悲しませるようなことを私はしてきていないだろうと思いました。
しかし、その先生の答えを聞いて、私は「ハッ」とさせられました。なぜなら、先生が思う答えは、「神様の子どもである人間が苦しんでいるとき」という答えだったからです。
私はその言葉を聞いて、自分の考えていた答えとは別の回答が返ってきたことに驚きました。そして、今までたくさん神様を悲しませてしまっていた分、これからはどうすれば喜んでいただけるのか考えさせてもらおうと思いました。
そのことが心にスっと治まってからは、自分でもびっくりするほど変化がありました。落ち込むことがあっても「あ、神様はどう思われてるかな? 神様に喜んでもらえるようにはどうしようかな?」という考えが自然とできるようになっていきました。
生きていれば、誰にでも悲しいときや辛いときは必ずあります。しかし、悲しみ続ける姿よりも喜んでいる姿の方が、神様は喜んでくださるのではないでしょうか!
神様に喜んでいただけるよう、私たちも喜んで日々を過ごしていきましょう。