中尾和代「モヤモヤからワクワクへ」

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「辞めたい」から「楽しい」へ

高校生の頃、日本一を目指すマーチングバンド部に所属していました。

寮生活の中、厳しい先輩、ハードな練習についていくのに必死でした。憧れて入ったクラブでしたが、1年生の時は「辞めたい」の一点張り。2年生になり後輩ができても前向きな気持ちにはなれませんでした。

3年生になり、いざ自分たちが中心となって進めていく中で、私はパートリーダーという役目を頂き、ようやく気持ちを切り替え、自主的に練習に取り組むようになりました。やらされてするのではなく自ら積極的に動き、日本一になるために工夫を凝らし、練習に参加しました。

すると、あれだけ毎日「辞めたい」と思っていたクラブ活動が、「楽しい」に変化していったのです。

自分の意志で

話は変わりますが、私は教会で生まれ育ちました。教会で行われるほぼ全ての行事に親から言われる通り素直に参加していましたが、教会生活を通る中で何だか心がスッキリせず、常に心にわだかまりを抱えていました。

23歳の時、初めて「学生生徒修養会 高校の部」のスタッフをさせていただきました。同世代の信仰者たちが自らの強い意志で、親神様・教祖を求め歩んでいるキラキラした姿を見て、私は圧倒されました。このことがきっかけで、自分は今まで信仰をしていたのではなく、ただ行事をこなしていただけだったと気が付いたのです。

それからは、信仰を何とか自分のものにするために、親神様が私たちに何を伝え、お求めくださっているのか改めて理解したいと思い、まずは見よう見まねで教理勉強を始めてみました。

すると、今まで知らなかったお言葉や勘違いして解釈していた教理があることを知り、また、親神様が私たちに大きな愛情をかけてくださっていることにも気付くことができました。お言葉に触れるにつれて、心からこの神様を信じて通ろうという自発的な信仰心が湧いてきた時、目の前の霧がスッと晴れ、モヤモヤしていた教会生活がワクワクしたものに変わっていったのです。

高校時代のクラブ活動の経験と同じように、誰かに言われるからではなく、自分の意志で親神様に喜んでいただける道を歩んでいくその先に、「楽しい」信仰生活があるのだと、私は思います。

楽しめば楽しむ理ある。一つ楽しんですれば一粒万倍にも返す理である。

おさしづ明治36年9月18日
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